床ラインテープが1週間ではがれる原因と貼り直し方

ベトナム工場で床ラインテープが1週間ではがれる原因の多くは、コンクリート床に残ったほこり・湿気・油、貼付後の圧着不足、またはフォークリフト通路に0.15 mmの薄いテープを使っていることです。PRIMEAGでは、清掃して完全に乾かし、端をローラーで圧着すること、手押し台車の通路には3M 471を使い、フォークリフト通路はライン塗料に切り替えることをおすすめしています。

最初の1週間でラインテープがはがれる場合、粘着剤の品質が原因であることはまれで、問題はたいてい下地、施工方法、テープの種類にあります。

要点
  • 下地の確認:セメント粉じん、湿気、油。
  • 施工:拭き取り、乾燥待ち、ローラー圧着。曲がり角はカットして継ぐ。
  • 種類の選定:手押し台車には0.15 mmのPVCテープまたは3M 471、軽用途のラインには764。
  • フォークリフト:ライン塗料を優先。
白・黒・赤・青・黄・緑の6色のPVC床ラインテープ
0.15 mm・幅48 mmのPVCテープ、5S向けに多色展開
多色の3M 471床用テープのロール
厚さ0.14 mmの3M 471は歩行通路・手押し台車向け
工場のコンクリート床に塗装された黄色の通路ライン
フォークリフトの通行が多い通路では、テープより塗料のほうが長持ちします

床ラインテープがすぐはがれる理由:まず下地を確認

研磨仕上げのコンクリート床は、細かいセメント粉じんで覆われていることがよくあります。ゴム系粘着剤はコンクリートではなくこの粉じん層に付着するため、数日でテープの端が浮き上がります。

洗浄直後の床はまだ湿っており、機械まわりには油膜があります。テスト方法:短く貼って一晩置き、はがしてみます。粘着面に灰色の粉じんが付いていれば、下地がまだ清浄ではありません。

PVCテープ、3Mテープのいずれの施工説明書にも、完全に乾いていないエポキシ床・塗装床には貼らないよう記載されています。

施工ミス:拭き取りなし、圧着なし、温度条件の誤り

掃き掃除と掃除機がけの後、IPAで拭き、完全に乾いてから貼ってください。ワックス入りの床用洗剤は滑りやすい膜を残し、粘着力を失わせます。

テープを置いたら、中央から端へ向かってローラーで圧着します。端の下に残った気泡が、最初にはがれる箇所になります。

3MのTDSによると、764の貼付温度は15–27 °C、PVCテープTF-48の使用温度範囲は0–60 °Cです。炉の近くや西日の当たる扉付近の床は、早朝に貼るとよいでしょう。

フォークリフトの旋回ポイントと小径キャスターの台車

テープがまとまってはがれる場所は、フォークリフトの旋回ポイント、パレットを引きずる場所、硬い小径キャスターの台車が通る通路と重なることが多くあります。その場で回転する車輪がテープの端を裂き、露出した粘着剤がほこりを吸着してラインが徐々に黒ずみます。

対策:テープの端部を丸くするか斜めにカットする。曲がり角は曲げずにカットして継ぐ。継ぎ目を車輪の通り道に置かない。

通路ごとのテープ選定ミス

PVC床ラインテープTF-48は基材0.15 mm、幅48 mm × 33 m(24 / 72 mmもあり)。3M 471床用テープは厚さ0.14 mm、引張強さ270 N/100 mm、伸び130 %。3M 764床用テープは厚さ0.125 mmです。

3Mによると、764は軽交通、壁、配管向けで、長期間後にきれいにはがせるタイプではありません。そのため台車通路には貼らないでください。TF-48と471は同じく歩行通路・手押し台車向けで、手押し台車ならPVCテープは6–12か月使えます。フォークリフト通路には厚さ0.5 mmのテープか、厚さ0.42 mmの3M 971が必要で、いずれも受注品です。

ライン塗料に切り替えるべきとき

フォークリフトが頻繁に通る、床をよく洗浄する、油が付く、レイアウトが固定されている、という場合は、脱脂・目荒らしした下地に床ライン用塗料(1 L / 5 L、黄・白)を使います。棚区画や仮置きパレット区画のようにレイアウト変更が多いエリアでは、テープのほうが便利です。

場所別 テープ・塗料の選定表

場所推奨注意点
歩行通路、固定棚の区画0.15 mmのPVCテープまたは3M 471PVCは6か月以内ならきれいにはがせる。471は一本でつながったままはがせる
仮置き区画、壁、配管3M 76415–27 °Cで貼付。車両通路には不可
手押し台車の通路3M 471または0.15 mmのPVCテープOSHAに合わせ幅72 mm(PVC)または76 mm(471)を選定
フォークリフト旋回部、濡れた床、油ライン塗料または受注品の厚手テープテープ端部を丸め、継ぎ目を車輪の通り道に置かない

まずは傷んだ区間の貼り直しから

はがれた部分を取り除き、古い粘着剤をIPAで拭き取って乾かします。傷んだ箇所に1 mだけ試し貼りしてローラーで圧着し、1週間様子を見ます。問題なければ全線を施工し、それでもはがれる区間は塗料に切り替えます。

在庫品はホーチミン市、ドンナイ、ビンズオンの工場へ24–48時間で納品し、お見積もりは30分以内です。ラインの色分けルールはリーン作業ステーションの改善、WIP管理と5S、倉庫の動線区分ラインは倉庫物流のロケーション間違い・ピッキング遅れの記事をご覧ください。

よくある質問

  • 塗装したばかりのエポキシ床に床ラインテープを貼れますか? — おすすめしません。TDSに従って塗料が完全に乾くまで待ち、先に試し貼りしてください。
  • 古い床テープをはがすと、床に糊が残りますか? — 0.15 mmのPVCテープは貼付後6か月未満ならきれいにはがれます。それ以上だと跡が残ることがあり、IPAで拭き取ります。
  • 工場の通路ラインは幅48 mmと72 mmのどちらを選ぶべきですか? — 棚区画には48 mm、OSHAに準拠する工場では通路に72 mmを使います(推奨は2–6インチ)。
PRIMEAG Co., Ltd. – Room 10, Mezzanine, Dai Thanh Binh Building, 911-913-915-917 Nguyen Trai, Cho Lon Ward, Ho Chi Minh City, Vietnam
Email: info@primeag.vn · 電話/Zalo: +84 906 108 292
執筆:PRIMEAG 技術チーム

← 技術ガイド一覧

更新日:2026年10月23日