ANSI/ESD S4.1では、ESD作業台面はまず10 Vで測定します。結果が1×10⁶ Ω以上なら100 Vに切り替えて再測定し、100 Vでの値を記録します。点間測定では5 lb電極2個を254 mm間隔で置き、接地までの測定には電極1個を使います。PRIMEAGは、すべての測定値の横に電圧を記録することをおすすめします。
QAチームが10 V/100 V切替スイッチ付きの測定器を受け取ったばかりです。同じ作業台面でも2つの電圧で異なる値が出て、どちらを記録簿に書くべきか誰も確信が持てません。もう一つの疑問は、5 lb電極2個をどれだけ離して置けばよいか、です。
- 10 Vから開始:測定値が1×10⁶ Ωを下回らなければ100 Vで再測定します。
- 換算しない:10 Vと100 Vは別々の測定です。
- 電極間隔:作業台面は254 mm(10インチ)、床は約0.9 m(3 ft)。
- 作業台面–接地のしきい値:< 1×10⁹ Ω。購入時は10⁶–10⁹ Ωの製品を選びます。



1. 表面抵抗計の10 Vと100 Vはどの順序で使うか
測定器を10 Vに設定し、測定して値が安定するのを待ちます。1×10⁶ Ω未満なら、その値を「10 V」と併記して記録します。この値以上なら、スイッチを100 Vに切り替えて2回目を測定し、新しい値を採用します。静電気拡散性材料では、測定電流を十分に得るためにより高い電圧が必要です。
デジタル表面抵抗計 TR1800は測定電圧10–100 V、測定範囲10³–10¹² Ωです。指針式表面抵抗計 TR1801は2段階の電圧を持ち、精度±3 %、測定範囲は100 GΩまでです。
2. 10 Vから100 Vへの換算表はない
静電気拡散性材料は一般に非線形です。同じマットでも100 Vでの値が10 Vでの値より低くなることがあり、差の大きさは材料、湿度、清浄度によって異なります。換算係数はありません。2回の点検結果の比較は、同じ電圧、同じ電極、同じ位置で測った場合にのみ意味があります。
3. 測定ごとの5 lb電極の間隔
英語でよく検索される質問:how far apart should two 5lb electrodes be when measuring rtt on an esd mat(ESDマットで点間測定をするとき、5 lb電極2個の間隔はどれくらいか)。S4.1では、各電極の重さは5 lb(2.27 kg)、接触面の直径は63.5 mmです。
| 測定 | 配置 | しきい値 |
|---|---|---|
| 作業台面–接地(Rtg) | 電極1個を作業台面の中央に置き、もう一方のリードを接地点へ | < 1×10⁹ Ω |
| 作業台面の点間(Rtt) | 電極2個、中心間254 mm | 不良箇所の絞り込み |
| 床の点間(S7.1) | 電極2個、約0.9 m間隔 | 不良箇所の絞り込み(床–接地:< 1×10⁹ Ω) |
4. 湿度と温度も併記する
記録簿の各行には、位置、測定項目、電圧、値、%RH、温度を記入します。TR1800は温湿度センサーを内蔵しています。同じ位置で値が絶えず変動するのは別の問題です:TR1800の表示値がふらつくときの対処法をご覧ください。受入手順は記事静電気対策資材の受入時の抵抗測定にあります。
5. アルミフレーム作業台
アルマイト処理したアルミには絶縁性の酸化膜があります。フレーム経由で接地したESD面は2枚目の写真のとおり5.86×10⁹ Ωでしたが、専用の接地線を取り付けると1.30×10⁸ Ωまで下がりました。ESD天板のアルミフレーム作業台では、天板の不良と判断する前にこの線を確認してください。
専用接地線は、ダナンの台湾系電子部品工場向けに照明・コンセント付きESD作業台約500台を4回に分けて納入した際(2024–2025年)にも、PRIMEAGがあらかじめ取り付けた項目です。
記録前のセルフチェック
- まず10 Vで測定し、必要な場合のみ100 Vに上げたか?
- 2つの電極の間隔は正確に254 mmか?
- 電圧、%RH、温度の欄はすべて記入したか?
測定器がない、またはQAチームの測定方法を照合したい場合は、PRIMEAGの技術者がTR1800と5 lb電極2個を持って工場(ホーチミン市、ビンズオン、ドンナイ)を訪問し、ESD抵抗の無料測定を行うよう依頼できます。PDFレポートは3–5営業日以内に送付しますが、数値は参考用であり、監査記録の代わりにはなりません。
よくある質問
- ESD作業台の表面抵抗は最初から100 Vで測定してもいいですか? — おすすめしません。S4.1ではまず10 Vで測定することが求められます。読み値が1×10⁶ Ω以上の場合にのみ100 Vに切り替え、その電圧での値を記録します。
- 表面抵抗の10 V測定値を100 Vに換算する式はありますか? — ありません。静電気拡散性材料は非線形のため、2つの電圧で異なる値になります。各結果の横に電圧を明記してください。
- 床マットのRtt測定も電極間隔254 mmでいいですか? — いいえ。254 mmはS4.1による作業台面の場合です。S7.1による床では、2つの電極を約0.9 m離して置きます。
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執筆:PRIMEAG 技術チーム
更新日:2026年10月28日
