ベトナムの縫製工場で製品に付くミシン油のシミは、多くの場合、針棒・押さえ金・釜から飛ぶ注油過多の油が原因で、次いでミシンテーブル、作業者の手、運搬容器です。この順に確認し、注油のたびに端切れで試し縫いをします。PRIMEAGは拭き取り・検品工程向けに、ベンコット250 × 250 mmワイパーと綿手袋を取り扱っています。
検品エリアでは、油の不良は縫い目に沿った小さな点や灰色の筋として現れ、白や淡色の生地で最も目立ちます。不良はシフトの始めや、整備担当が注油した直後に集中しがちです。製品を1枚ずつシミ抜きするのは手間がかかり、油の発生源を正しく突き止めて初めて再発がなくなります。
- 最初に疑う点:注油のしすぎや注油スケジュールの誤り、端切れでの空運転(油出し)をしていないミシン。
- 次に確認:針棒、押さえ金、釜、ミシンテーブル面、手と手袋、半製品の容器。
- ラインで防ぐ:注油後の試し縫い、使い捨てワイパーでのミシン清掃、十分に明るい検品台。
- すでに付いた製品:専用の処理エリアに移し、まず生地サンプルでシミ抜き剤を試します。



1. 製品に付くミシン油シミの発生源を順番に確認する
- 注油のスケジュールと量。直近の注油直後にシミが出たなら、油出ししていない余分な油がほぼ確実な原因です。
- 針棒、押さえ金、釜。油が針棒を伝って生地に落ちるか、釜から飛び散ります。
- ミシン本体、テーブル面。テーブル面の周りに油がたまり、生地を引くと付着します。
- 作業者の手、手袋。作業者が自分でミシンを調整したり針を交換したりした後、手を拭かずにすぐ製品を持ちます。
- 半製品の容器、台車。容器の底や台車の取っ手が油で汚れています。
- 針、糸。油の付いた糸が縫い目に油を運びます。
2. シミの位置から発生源を絞り込む
| シミの位置 | 疑わしい発生源 | 対処法 |
|---|---|---|
| 縫い目のすぐそばの油点、同じ位置に繰り返し | 針棒、押さえ金、注油過多 | 端切れで空運転し、針棒・押さえ金を拭く |
| 縫い糸に沿った灰色の筋 | 油の付いた糸・針、釜からの飛び散り | 釜を点検し、油の付いた糸を取り除く |
| 生地の端や裏面のシミ | 油で汚れたミシンテーブル面 | シフト終了時に清潔なワイパーでテーブル面を拭く |
| つかむ部分の指の跡 | ミシン調整後の油の付いた手・手袋 | 手を洗い、清潔な手袋に替える |
| 容器の底に触れた面のシミ、縫い目と無関係 | 汚れた半製品容器・台車 | スケジュールに沿って容器・台車を清掃 |
| シフトの始めや注油後に集中 | 注油過多、スケジュールの誤り | 注油量を決め、注油後に試し縫い |
3. ライン上で不良を食い止める
注油のたびに試し縫い
ルールとして明文化します。注油後は、縫い目に油の跡が出なくなるまで端切れでミシンを運転してから、製品を縫います。
シフト終了時に低発じんワイパーでミシンを清掃
ベンコットM-3 IIワイパーはセルロース100 %、サイズ250 × 250 mm、自重の約13倍の水を吸収し、IPAにも耐えます。包装は100枚/袋、30袋/箱です。
仕上げ・検品工程は清潔な手で
仕上げ・検品の作業者は綿手袋を着用します。油が付いたり汚れたりした手袋はすぐに交換します。綿は汗を吸いますが繊維が落ちるため、検品エリアは縫製品への糸くず・ほこり付着を防ぐ仕上げエリアのレイアウトに沿って、糸くずのない状態に保つ必要があります。
十分に明るい検品台、清潔な容器
薄い油シミは均一な照明の下でしか見えません。照明が不足する検品台には検品台用デスクライトを追加します。工程間の半製品は清潔な容器・台車で運びます。縫製ラインに沿ったWIPラックと台車の配置も参考にしてください。
4. 油が付いた製品:分けて、シミ抜き前に試す
汚れがきれいな製品に移らないよう、製品をラインから離れたシミ処理エリアに移します。生地用の油シミ専用除去剤を使い、必ず同じ生地のサンプルで事前に試して、色落ちやにじみを確認します。
まず何から始めるか
- 直近の油シミ不良品を集め、シミの位置に印を付けて、2項の表と照合します。
- 関係するミシンの注油スケジュールを確認します。
- 端切れでの試し縫いルールをすぐに適用します。
よくある質問
- ミシン油のシミがシフトの始めに多いのはなぜですか? — ミシンはシフトの始めに注油されることが多いためです。油出ししきれていない余分な油が最初の数枚の生地に落ちるので、先に端切れで試し縫いをする必要があります。
- ミシンを古いウエスで拭いてもいいですか? — おすすめしません。再利用のウエスは油を吸っており、繊維も落ちやすいです。ベンコットは繊維が少なく吸収性が高く、使い捨てなので古い油をミシンに戻しません。
- 綿手袋は洗って再利用できますか? — できます。綿手袋は40 °Cで洗濯機洗いでき、約5–10回再利用できます。油が付いた手袋はすぐに交換し、淡色の製品を扱うときに着け続けないでください。
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執筆:PRIMEAG 技術チーム
更新日:2026年10月28日
