FIFOフローラックでコンテナがレーン途中で止まる主な原因は、荷重に合わない傾斜、底のリブがホイールの隙間に落ちる、コンテナが1本のローラーバーにしか載っていない、ホイールへのほこりやテープの付着です。PRIMEAGはこの順に点検します。傾斜は、10 kg未満の軽いコンテナで6–7°、10–25 kgのコンテナならΦ36ホイールのアルミバーで5°で十分です。
先頭のコンテナはすべて取り出したのに、後ろのコンテナがラックの途中で止まったまま。あるいは逆に、コンテナが勢いよく滑り落ちてエンドストッパーに衝突する。正反対の現象ですが、原因は同じグループにあります。
- レーン途中で停止:まず傾斜を測り、次にコンテナ底面と支持バーの本数を確認。
- 速く流れすぎる:重いコンテナは傾斜を緩め、エンドストッパーに緩衝材を追加。
- 決まった位置で停止:ホイールへのテープ付着、落ちたラベル、またはバーのたわみ。
- その場で調整:5 mm六角レンチでジョイントを緩めるだけで、ラックの分解は不要。



1レーンをスムーズに流すために必要なもの
PRIMEAGのリーンパイプ(樹脂被覆鋼管)製フローラックでは、各段に2本以上のローラーバーを平行に並べてΦ28・肉厚1.0 mmのパイプフレームに取り付け、ピッキング側へ傾斜させています。PP樹脂バーはΦ28ホイール・ピッチ33 mm、アルミバーはΦ36のPPホイールを使用します。バーの耐荷重は30 kg/m、段の耐荷重は等分布で100 kgです。
コンテナが止まる・流れが不均一なときの点検順序
1. コンテナ重量に対する傾斜
適正範囲は5–8°です。400×300で10 kg未満のコンテナは6–7°、600×400で10~25 kgのコンテナは5°です。簡易測定法:長さ1,000 mmのレーンで、5°なら後端が前端より約87 mm高く、7°なら約122 mm高くなります。
2. コンテナの底面
底のリブや脚が2つのホイールの間に落ちると、コンテナは一定間隔でガクガク止まります。湿った段ボールの底はたわんでホイールを包み込みます。リブが横方向に走っている場合は、底面がフラットな工業用プラスチックコンテナのサイズに変更してください(載せる前に底面を確認)。
3. 1つのコンテナを支えるバーの本数
幅の狭いコンテナが1本のバーにしか載っていないと、傾いてフレームに擦れます。重い600×400コンテナには2–3本のバーが必要です。コンテナがよく片寄る場合は、両端にガイド付きのローラーバーを取り付けます。
4. ホイールの汚れ・固着
コンテナが常に同じ位置で止まるなら、いくつかのホイールが回っていません。テープ、落ちたラベル、軸に付いたほこりが原因です。ホイールを1つずつ手で回し、異物を取り除きます。
5. バーのたわみ・レールのずれ
スパン中央でバーがたわむのは過積載です。ジョイントが緩むと2本のバーが平行でなくなり、コンテナが斜めに流れて詰まります。対処法はリーンパイプラックのジョイントの緩み・揺れ・段のたわみの記事をご覧ください。
6. 緩衝材のないエンドストッパー
重いコンテナには慣性があります。ゴム製の緩衝材を貼るか、カスタムのストッパーバーを使用します。
| 現象 | まず確認 | 調整方法 |
|---|---|---|
| 軽いコンテナがレーン途中で停止 | 傾斜が6°未満 | 後端を上げて6–7°に |
| 重いコンテナが勢いよく流れ、ストッパーに衝突 | 傾斜が5°超 | 5°に下げ、ストッパーに緩衝材を追加 |
| 一定間隔でガクガク止まる | 底のリブ、段ボール底のたわみ | 底面フラットのコンテナに変更 |
| 決まった位置で停止 | ホイールへのテープ・ラベルの付着 | 異物を除去、破損したローラーバーを交換 |
| 斜めに流れてフレームに擦れる | バーのずれ、コンテナが1本のバーに載っている | ジョイントを締め、ガイド付きバーを追加 |
調整方法とバー交換の目安
後端を支えるジョイントを5 mm六角レンチで緩め、上下に移動して再び締め、満載のコンテナで試験します。樹脂バーはプラスチックコンテナなら2–3年使用できます。段ボールを流すレーンは摩耗が早いため、アルミバーへの変更をおすすめします。バー、ジョイント、パイプはリーンパイプ部品から単品で交換できます。
流れはスムーズなのにFIFOが乱れる場合はレイアウトを見直します。奥行き900 mm以上、空箱返却段を設けるなど、組立ライン向け部品供給用FIFOフローラックの記事をご覧ください。新規製作のラックは標準モデルで5–7営業日、フレーム保証は3年です。
10分でできるセルフチェック
- 各レーンの両端の高低差を測り、記録する。
- 満載のコンテナを1つ計量し、推奨傾斜範囲と照合する。
- コンテナを裏返して底面を確認し、下にあるバーの本数を数える。
- ホイールを1つずつ手で回し、固着したホイールを探す。
コンテナサイズ、重量、止まるレーンの写真を技術相談ページからお送りください。調整案とお見積りを30分以内にお返しします。
よくある質問
- フローラックの全段を同じ傾斜にしてもよいですか? — 各段のコンテナが同じサイズで、重量もほぼ同じ場合に限ります。軽いコンテナの段は重いコンテナの段より急な傾斜が必要なため、段ごとに調整してください。
- 段ボール箱はフローラックで流せますか? — はい、底が乾いていてフラットであれば流せます。段ボールは樹脂ホイールの摩耗を早めるため、そのレーンにはΦ36ホイールのアルミバーを使用してください。
- 使用中のフローラックに自分で段を追加できますか? — はい。パイプ、ジョイント、ローラーバーを追加して5 mm六角レンチで組み付け、その後実際のコンテナで流れを再確認してください。
更新:2026年10月29日 — PRIMEAG技術チーム
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執筆:PRIMEAG 技術チーム
更新日:2026年10月29日
