ベトナムのICT/FCT検査用ESD作業台:フレーム・接地・治具配置

ベトナムの工場でICT/FCT検査機を置く静電気対策(ESD)作業台には、アルミフレーム40×40(等分布荷重300 kg)、治具が軽い場合はΦ28リーンパイプ(樹脂被覆鋼管)のフレームを使い、天板は10⁶~10⁹ ΩのESDラミネートにします。アルマイト層は絶縁体なので、PRIMEAGは天板とフレームの両方を接地し、検査待ち基板とNG基板は別々のラベルを貼ったESDコンテナで分けることをお勧めしています。

天板は測定で合格したのに、測定クリップをアルミフレームに挟むと測定器に値が出ない——基板検査ステーションを点検するとよくある状況です。ICT、FCTのステーションでは、検査機、治具、パソコン、電源、検査待ち基板、不良基板が1台の作業台に集まります。通常の組立作業台と同じ感覚で選ぶと、早い段階で問題が表面化します。

要点
  • 荷重でフレームを選ぶ:重い検査機にはアルミ40×40、軽い治具にはΦ28鋼管。
  • 接地は2系統:ESDラミネート天板に1本、アルマイト処理したアルミフレームに別の1本。
  • 基板ごとに置き場を決める:検査待ち基板はラック、NG基板は専用表示のESDコンテナへ。
部品トレイ用の段棚とLED照明バーを備えたESD天板のアルミフレーム作業台
ESD天板のアルミフレーム作業台、トレイ用段棚とLED照明バー付き
上棚付きESD天板のアルミフレーム40×40作業台
モニター用の上棚付きアルミ40×40フレーム
工場での引き渡し時に保護フィルムが付いたままのESD天板アルミフレーム作業台
工場での引き渡し時、保護フィルムが付いたままの作業台

1. 検査ステーション用作業台でよくある問題

  • 治具を閉じると作業台が揺れる。
  • 品番切替用の治具が床に仮置きされている。
  • 機械の裏で電源コードと信号ケーブルが絡まっている。
  • アルマイト処理したアルミフレームが接地されていない。
  • 1つのコンセントにすべての機器をつないでいる。

2. フレーム選定:アルミ40×40かΦ28鋼管か

ESD天板付きアルミフレーム40×40作業台はアルミA6063-T5製で、等分布荷重300 kgに対応します。1点への集中荷重は最大50 kgで、それより重い機械には補強が必要です。軽い治具だけのステーションならΦ28リーンパイプ(樹脂被覆鋼管)作業台で十分です。天板150 kg、棚1段あたり20 kgで、溶接なしでレイアウトを変更できます。

3. ESD天板とフレームの接地

ESDラミネートの表面抵抗は10⁶~10⁹ Ωです。接地後は、天板から大地までの抵抗が1×10⁹ Ω未満でなければなりません。アルマイト層は絶縁性の酸化アルミニウムなので、フレームには共通接地点への専用接地線が必要です。

作業者はカールコード付きリストストラップ(スナップ内に1 MΩの抵抗を内蔵)を着用し、人体-リストストラップ-コードの系で3.5×10⁷ Ω未満とします。通常天板の既存作業台には2層静電気対策ゴムマットを敷き、マットのスナップを接地につなぐ方法もあります。作業台の受け入れ時は静電気対策作業台の5ステップ受入検査手順に従ってください。

4. 治具、検査待ち基板、NG基板の配置

上棚にはモニターを置き、予備の治具は床ではなく作業台横の専用棚に置きます。検査待ち基板は左側のPCBマガジンラック(50スロット、ピッチ10 mm)に並べ、合格基板は右側へ出します。NG基板は、表示を変えたカーボン配合PP静電気対策コンテナ(10³~10⁹ Ω)に入れ、入れ間違いを防ぎます。

5. 電源と高さ

アルミ作業台にはオプションで18 WのLED照明と4~6口のコンセントを付けられます。機器が口数より多い場合は2つ目のコンセントを追加し、コンセントからのたこ足配線はしないでください。高さは立ち作業か座り作業かに合わせて700~900 mmで指定できます。

作業台の項目検査ステーションでの要件備考
フレーム重い検査機はアルミ40×40、軽い治具はΦ28鋼管集中荷重50 kg
天板ESDラミネート 10⁶~10⁹ Ω大地まで < 1×10⁹ Ω
接地天板用に1本、フレーム用に1本アルマイト処理したアルミはそれ自体では導通しない
基板の保管検査待ちはラック、NGはESDコンテナ表示を変える

2024~2025年には、ダナンで電子部品を製造する台湾系工場向けに、照明、コンセント、接地線付きのESD作業台約500台を4回に分けて納品しました。

どこから始めるか

  1. 検査機と最大の治具の重量を記録し、電源を使う機器の台数を数えます。
  2. 基板の流れ(検査待ち、検査、合格、NG)を図にします。
  3. 図面送付ページからレイアウト図をお送りいただければ、30分以内にお見積りします。

稼働中の検査ステーションなら、改修前にPRIMEAGの無料測定を申し込み、天板とフレームから接地点までの抵抗を確認できます。ホーチミン市、ビンズオン、ドンナイの工場が対象で、PRIMEAG以外で購入した作業台も測定し、購入の義務はありません。測定値は参考値であり、監査用の書類にはなりません。

標準モデルの作業台は5~7営業日で製作します。保証はフレーム3年、ESD天板・照明・コンセント12か月です。

よくある質問

  • アルミフレームの作業台は別途接地が必要ですか? — はい。アルマイト処理したアルミは導電しない酸化皮膜で覆われているため、フレームから共通接地点まで専用の接地線が必要です。
  • アルミ40×40の作業台には何kgまでの検査機を置けますか? — 荷重が均等に分散していれば300 kgまで対応します。機械の重量が1点に50 kgを超えて集中する場合は補強が必要です。お見積り依頼の際に、重量と機械の脚の位置をお知らせください。
  • NG基板には専用の静電気対策コンテナが必要ですか? — 用意することをお勧めします。不良基板も修理に回すため、静電気に敏感なままです。表示付きの専用コンテナを使えば、不良基板が合格基板に混ざるのを防げます。

更新:2026-10-28 — PRIMEAG 技術チーム

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執筆:PRIMEAG 技術チーム

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更新日:2026年10月28日