静電気対策リストストラップが故障しているのに誰も気づかないことは、EPAにとって最大のリスクです。内部での断線、スナップの緩み、バンドが緩く肌に接触していない、といったケースです。管理方法は2つあります。テスターによる毎日の点検と、モニターによる常時監視です。本記事では、製品の静電気感受性と監査要件に応じて選べるよう、2つの方法を比較します。
- 最低基準:着用した状態でリストストラップ(と靴)をリストストラップテスターで毎日点検し、記録します。
- 非常に敏感な部品、不良コストが高い場合:各作業台にESD常時モニターを設置します。
- 監査:毎日の点検記録またはモニターのログデータが必須のエビデンスです。


リストストラップテスターで何を確認するか
作業者がリストストラップを着用し、コードをテスターに差し込んで電極に触れると、テスターは回路全体を測定します。コネクター、カールコード、1 MΩ抵抗、バンド、肌との接触です。ANSI/ESD S1.1では、常時監視装置を使用しない場合、リストストラップは着用した状態で毎日点検しなければなりません。テスターは通常EPAの入口に置き、シフトごとに1回点検して記録します。フットプレート付きのタイプならESDシューズも点検できます。
常時モニターとの違い
モニターは作業台に取り付け、作業中ずっと「人-リストストラップ-アース」の回路を監視し、回路が開くと即座にランプとブザーで知らせます。利点は、シフト途中の故障(コードの引っ張りによる断線、バンドの外れ)を検出できることで、これは始業時点検では捉えられません。作業台天板の接地点も併せて監視できるモニターもあります。
比較
| 始業時点検 | 常時モニター | |
|---|---|---|
| シフト途中の故障検出 | 不可 | 可、即時に警報 |
| 機器コスト | エリア全体で1台 | 作業台ごとに1台 |
| 監査エビデンス | 毎日署名した点検記録 | ログデータ(モデルによる) |
| 適した用途 | 一般的な組立、基本的なEPA | 非常に敏感な部品、最終顧客の要求が厳しい場合 |
校正も忘れずに
テスターもモニターも定期的な点検が必要です。PRIMEAGが供給するリストストラップテスターと抵抗測定器には、ご要望に応じて12か月有効の校正証明書をお付けします。また、PRIMEAGで校正の外部依頼も代行します。マット、床、作業台の受入測定方法については、静電気対策資材の受入抵抗測定をご覧ください。
よくある質問
リストストラップはどのくらいの頻度で点検すべきですか? ANSI/ESD S1.1では、常時監視装置がない場合、着用した状態で毎日点検します。
モニターがあれば始業時のテスターは不要ですか? 常時監視モニターは、リストストラップの毎日の点検を代替できます。ただし、ESDシューズの点検や、異常が疑われる場合の確認用に、テスターも備えておくことをおすすめします。
テスターに校正は必要ですか? 必要です。通常は12か月に1回で、校正証明書はESD管理記録として保管します。
Email: info@primeag.vn · 電話/Zalo: +84 906 108 292
執筆:PRIMEAG 技術チーム
