ベトナム工場の静電気測定方法:表面電位・電界・人体の測り方と測定器の選び方

物の静電気を測るには、非接触の測定器で電圧または電界を読み取ります。抵抗測定とは別物です。PRIMEAGは、ベトナム工場の現場でも測定器を接地し、距離を25 mmに保ち、測定時の%RHを記録することをお勧めしています。帯電した絶縁物は作業エリアから除くか、±35 V以内にバランス調整したイオナイザで中和します。

リストストラップも作業台マットも試験は合格。それでも梱包ステーションでは部品の破損が散発します。疑わしいのは作業台上のテープ、ポリ袋、樹脂トレイです。それらがどれだけの電圧を帯びているかを知るには、実物の静電気の測り方を押さえておく必要があります。

要点
  • 静電気測定はV またはkV/mで表示し、対象に触れません。抵抗測定はΩで表示し、電極を当てる必要があります。
  • 作業台上の物を探るならハンディ型、連続記録なら電界測定器。
  • 人:EPA入口でタッチ放電、靴と床はウォーキングテスト。
  • 測定器を接地し、25 mmを守り、湿度を記録して初めて読み値が信頼できます。
液晶表示のハンディ型静電電位測定器TE1003と収納ケース
ハンディ型TE1003。
ケースに収められた液晶表示の静電界測定器TE1022とTE1023
TE1022とTE1023。
電極プレートの上に置いた測定器と黄色の接続ケーブルからなる歩行電圧測定セットTE1023WTS
ウォーキングテストセットTE1023WTS。

静電気測定と抵抗測定の違い

静電気測定は、物がどれだけの電荷を帯びているかを示します。測定器は対象から離れた位置で、表面電位(V、kV)または電界(V/m、kV/m)を読み取ります。

抵抗測定は、物が電荷を大地へ逃がせるかどうかを示します。表面抵抗計TR1800(測定範囲10³–10¹² Ω、測定電圧10–100 V)と5 lb電極2個を対象に載せて測ります。

天板が1×10⁹ Ω未満で合格していても、その上に帯電したポリ袋が載っていることはあり得ます。絶縁物は接地を通じて放電しないためです。

測りたい対象から測定器を選ぶ

測定対象測定器主なポイント
作業台上の袋、トレイ、テープ、フィルムハンディ型静電電位測定器TE10032レンジで最大±22 kV、25 mm位置決めLED、接地線付き
強い電界、記録計への出力が必要LEDバー表示電界測定器TE1020最大±2 MV/m、アナログ出力±1 V
ハンディでの電界測定、イオナイザ点検(CPS)液晶表示電界測定器TE1022/TE1023V/m – V自動切替、TE1023はPC接続可
装置脇に常設USB電界センサーTE10155–200 kV/mの4レンジ、USB給電
EPA入口での人体タッチ放電人体静電気チェッカーTE10180–19,990 V、壁掛け式
実際の床でのESDシューズ歩行電圧測定セットTE1023WTS100 V未満が基準(ANSI/ESD STM97.2)

仕様はメーカーカタログによります。測定器は取り寄せ品で、納期は7–15日です。

表面電位の測定手順

  1. 測定器の接地線を接地ポイントに接続します。接続しないと読み値がドリフトします。
  2. 電源を入れ、接地した金属面に向けてゼロ調整します。
  3. 測定器を対象面と平行にし、2つのLEDの点が重なる位置(25 mm)に合わせます。
  4. 作業の最中に測ります。テープを引き出した直後、フィルムをはがした直後などです。
  5. 値、極性、%RH、温度を記録します。乾燥した空気では通常、読み値が高くなります。

合否基準は工場のESD管理計画に従います。

人体の測定:タッチ放電とウォーキングテスト

入口のTE1018は、作業者に自分の体の電圧を見せ、入室前に放電させるためのものです。リストストラップテスターの代わりにはなりません。

ウォーキングテストは、普段使っている靴を履いて床の上を歩いたときの電圧を測ります。100 V未満で合格しても、人体–靴–床の抵抗(1×10⁹ Ω未満、ANSI/ESD STM97.1)は別途測定が必要です。

結果の読み方と対策

  • 不要な絶縁物(ポリ袋、プラカップ、書類ファイル):作業エリアから撤去するか、ESD品に置き換えます。
  • どうしても必要な絶縁物(樹脂ケース、保護フィルム、テープ):作業箇所に向けた除電用イオナイザで中和します。
  • イオナイザの前でも電圧が残る:TE1003付属の測定プレートでバランスを確認し、±35 Vを超える場合はイオナイザのバランスずれの対処法を参照してください。
  • ESDトレイ、台車、作業台天板に電圧が残る:接地切れを疑い、抵抗測定に切り替えます。

まず何から始めるか

ハンディ型測定器を持ってEPAを一巡し、読み値の高かった物を位置と%RHとともに記録します。上の4グループに沿って対策し、同じポイントを測り直します。

ESD品なのに帯電する場合、PRIMEAGはホーチミン市、ビンズオン、ドンナイの工場へ(月–土)伺い、TR1800と5 lb電極でESD資材の抵抗測定を無料で行います。PRIMEAG以外で購入した品も対象で、測定点数に制限はなく、購入義務もありません。3–5営業日以内に、位置ごとの写真付きPDFレポートをお送りします。データは参考値で、監査記録としては使用できません。

新しい資材の受け入れ時は、静電気対策資材の受入抵抗測定をご覧ください。

よくある質問

  • 静電気を測るとき、測定器を対象に当てる必要はありますか? — いいえ。測定器は離れた位置から読み取ります。TE1003の場合、標準距離は25 mmで、2つのLEDの点を重ねて合わせます。
  • 抵抗計TR1800でポリ袋の静電気は測れますか? — いいえ。TR1800は抵抗(Ω)を測る機器です。袋の電圧は静電電位測定器または電界測定器で測る必要があります。
  • 静電気測定器に校正は必要ですか? — 工場の計測機器管理計画に沿って校正することをお勧めします。測定器のご注文時に、12か月有効の校正証明書付きで手配することもできます。
PRIMEAG Co., Ltd. – Room 10, Mezzanine, Dai Thanh Binh Building, 911-913-915-917 Nguyen Trai, Cho Lon Ward, Ho Chi Minh City, Vietnam
Email: info@primeag.vn · 電話/Zalo: +84 906 108 292
執筆:PRIMEAG 技術チーム

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更新日:2026年10月27日