光沢樹脂外装が梱包時にキズ・押し跡になる主な原因は、部品同士や硬い緩衝材との擦れです。PRIMEAGは、厚さ50–80 µmの表面保護フィルムを貼り、EVAフォームまたはプラダン仕切り箱で部品を1個ずつ分け、積み重ね高さを下げ、清潔な極細繊維の手袋で扱うことをおすすめします。
説明用の仮定の数値です:先月、QCの記録では外装ケースの1.8%がキズで返品され、そのうち梱包工程で発生した不良は成形工程の3倍でした。
- 確認の順序:部品同士の接触、緩衝材、積み重ね高さ、手袋、作業台面、バリ。
- 光沢部品は1個ずつ専用の区画に入れ、他の部品にも硬い仕切り壁にも触れないようにします。
- 部品を箱に入れる前に保護フィルムを貼ります。



樹脂製品の梱包時のキズ:原因を順番に確認する
1. 箱の中で部品同士が接触
多数の外装を1つの箱にまとめて入れると、台車が床の継ぎ目を越えるたびに、光沢面が隣の部品の角やリブに擦れます。
2. 紙・硬い段ボールの緩衝材
段ボールには繊維や硬い粒子があり、光沢塗装面やめっき面に押し付けられると曇りや押し跡が残ります。
3. 積み重ねが高すぎる
平らな押し跡が最下段だけに出ている場合は、積み重ね荷重オーバーのサインです。
4. 粗い手袋や汚れた手袋
短繊維の手袋は繊維くずが落ち、汗で湿った手袋は鏡面に指紋を残します。
5. 梱包作業台の表面が粗い
作業台上の樹脂くずや硬いほこりが、伏せて置いた面を引っかきます。
6. バリの取り残し
ある部品の鋭いバリが別の部品の表面を引っかきます。バリ取り工程で止める必要があります。
原因を一つずつ切り分ける
| 原因 | 症状 | 対策 |
|---|---|---|
| 部品同士の接触 | 角やリブの形と一致するキズ | 区画分け、段の間にフォームを挟む |
| 硬い緩衝材 | 紙目に沿った曇り・押し跡 | 2–3 mmのEVAフォームまたはエアキャップに替える |
| 積み重ねが高い | 最下段に押し跡 | 段数を減らす、蓋付きコンテナを使う |
| 手袋 | 指紋、繊維くずの付着 | 極細繊維手袋、湿ったら交換 |
| 作業台面 | 伏せた面にランダムなキズ | 毎シフト作業台を拭く、粘着付きフォームロールで覆う |
| バリ | 細く長いキズ | バリ取り工程を再確認 |
緩衝材・梱包材を交換するタイミング
- フォームがへたって復元せず、樹脂くずが付着している。
- プラダン箱の補強材や角金具が破損:補強材・角金具を交換し、箱本体はそのまま使う。
- 保護フィルムのロールを直射日光下に置いていた:一般的なフィルムは耐UV性がありません。
- 手袋が湿っている、または変色している。
工程ごとの適切な製品
表面保護フィルム
パレット用PEストレッチフィルム・保護フィルムのうち、表面保護フィルムは幅1.25 m × 200 m、厚さ50–80 µm、粘着力30–80 g/25 mmです。鏡面には低粘着タイプを選びます。糊残りを防ぐため、貼る前に表面の油分を除去してください。塗装直後の面は、フィルムが塗膜を一緒に剥がすおそれがあるため、試し貼りが必要です。単品部品は気泡径Φ10 mmのエアキャップで1層巻きます。
底敷きと柔らかい仕切り
EVAフォームのシート1.2 × 2.4 m(厚さ2、3、5、10 mm)は底や仕切りのクッションに、厚さ1 mmの粘着付きロールはトレイや作業台の敷物に使います。図面に基づくフォーム型の製作も承ります。EVAは約90 °Cで溶けるため、乾燥炉から出したばかりの部品には使わないでください。
硬い区画仕切り
図面に基づく仕切り付きプラダン箱:厚さ4 mmのPP板、着脱式仕切りはオプション(標準箱350 × 160 × 200 mmで耐荷重5 kg、満載で4–5段積み)、200個から承ります。大きな部品には、仕切りと蓋付きのバージンPP製工業用樹脂コンテナ(例:PSB017 610 × 420 × 250 mm)を使います。
取り扱い時の手袋
極細ポリエステル手袋は細い繊維で表面が滑らか、繊維くずが非常に少なく、サイズはMとLです。2本ゴムタイプは製品を裏返すときにずれません。
どこから始めるか
- 梱包済みの箱を10箱開け、キズの位置を一つずつ記録します。
- 切り分け表と照合し、主な原因を1–2つに絞ります。
- 不良の最も多い品番について仕切りのサンプルを作り、1週間試します。
バリによる不良は射出成形品のバリ取り・外観検査作業台から対策してください。工程間搬送用トレイの敷物は加工部品の搬送時の錆・キズ対策をご覧ください。
よくある質問
- 表面保護フィルムは貼ってからどのくらいで剥がすべきですか? — 納品後できるだけ早く剥がしてください。最長の貼付期間はフィルムメーカーの推奨に従います。
- 光沢樹脂外装の間に紙を挟んでもよいですか? — 光沢塗装面やめっき面にはおすすめしません。薄いEVAフォームまたはエアキャップを使ってください。
- 特注寸法の仕切り箱は最低何個から注文できますか? — 図面に基づくプラダン箱は200個から承ります。PRIMEAGは量産前の確認用にサンプル2個を3日で製作します。
Email: info@primeag.vn · 電話/Zalo: +84 906 108 292
執筆:PRIMEAG 技術チーム
更新日:2026年10月26日
