終日立ち作業の疲労対策:疲労軽減マット・椅子・作業台の高さ

コンクリート床で終日立ち作業をする作業者は、シフトの半ばになると足の痛みや腰の疲れを訴えがちです。そしてそのタイミングで作業ミスも増えます。カナダ労働安全衛生センター(CCOHS)によると、頻繁かつ長時間の立ち作業は、足裏の痛み、足のむくみ、静脈瘤、筋肉疲労、腰痛の原因になり得ます。対策は高価なものではありません。マット、椅子、作業台の高さ、そして姿勢を変えられるようにすることです。

要点
機械前の立ち作業位置に敷いたゴム製疲労軽減マット
機械前の立ち作業位置の疲労軽減マット
黄色縁取りのESDゴム製疲労軽減マット
黄色縁取りの疲労軽減マット、ESDタイプあり

疲労軽減マットの効果

長時間じっと立っていると、負荷のかかった筋肉への血流が悪くなり、すぐに疲れます。適度な弾力のあるマットの上では、脚の筋肉が一つの姿勢で固まらず、絶えず小さく調整し続けます。CCOHSは、コンクリートや金属の上に直接立つことを避けるよう推奨しています。注意点として、厚すぎる・柔らかすぎるマットはかえって疲労を増やすことがあるため、ライン全体に導入する前に、立ち作業者に試してもらうとよいでしょう。EPAでは、アーススナップとアース線付きのESDタイプ疲労軽減マット(10⁶~10⁹ Ω)を使います。

マットの選び方

設置場所推奨
機械前・作業台での終日立ち作業、一般床厚さ14 mm
冷たいコンクリート床、倉庫厚さ20 mm
電子工場のEPAESDタイプ+アース線
手押し台車が通る通路面取り縁、手押し台車対応(フォークリフト不可)

椅子と姿勢の切り替え

立ち姿勢でも座り姿勢でも、同じ姿勢を長く続けると疲れます。作業者が必要に応じて自分で姿勢を変えられるようにしましょう。高さ900~1,000 mmの作業台(立ち作業ライン)には、ハイチェアとフットリングを組み合わせ、交互に座れるようにできます。丸椅子は背もたれがないため、終日座り作業の位置には使わないでください。

作業台の高さ

適切な高さは作業内容によって変わります。細かく目視する作業や精密作業は天板を高めに、力を使う作業は低めにします。身長の異なる作業者が多い場合は、アジャスター脚付きの作業台や、リーンパイプ作業台のような組立式フレームなら現場で調整できます。関連記事:リーン作業台の改善。

よくある質問

疲労軽減マットの厚さはどのくらいがよいですか? 終日立ち作業の位置の多くは14 mm、冷たいコンクリート床では20 mmを使います。厚すぎる・柔らかすぎるマットはかえって疲れることがあるため、事前に試してください。

ESDエリアで疲労軽減マットを使えますか? はい。10⁶~10⁹ ΩのESDタイプを選び、アーススナップとアース線で接地してください。

疲労軽減マットの上をフォークリフトが通れますか? いいえ。マットは歩行と手押し台車には対応していますが、フォークリフトには対応していません。

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執筆:PRIMEAG 技術チーム

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